日本ツアー・レポート

期日: 2004年3月20日
都市: 東京
会場: 国際フォーラム

ディープ・パープル・フロム・トーキョー

ライトが消え、新加入の元「レインボー」ドン・エイリーのキーボードが流れる。大歓声の中DP公演は幕を開けた。スピード感の有るディープ・パープルサウンド。オープニングから盛り上る。2曲目は「ウーマン・フロム・トーキョー」。ハードロック・ファンには一番有名な都市かも。会場一体となっての盛り上がり。外国人の観客も多い。音のヌケが良く、メタリック・ブルーのギターを持ったスティーブン・モーズが冴える。「ハイウエイ・スター」「スモーク・オン・ザ・ウオーター」と今ではすっかりロック・クラシックとなった曲が続く。白ずくめのイアン・ギラン(vo)も高音に衰えが感じられない。第二期黄金時代からのリズム隊イアン・ペイス(ds)ロジャー・グローバー(b)の元気な姿を見られるのも嬉しい。新アルバム「バナナズ」発売。全米公演を終え波に乗っている最中である。今後はシンガポール・インドネシア・香港・北京を回るとの事である。アンコール曲は意外にも「ハッシュ」!DPの1968年デビュー曲で全米4位。しかし、このレコード発表時点、ボーカルはロッド・エバンス。イアン・ギランは加入前で不在だった。レアな選曲では。

公演を終えて・・ジョン・ロードの脱退は寂しかったが今後に期待を持てる布陣である。1994年にリッチー・ブラックモアの後釜という難しいパートを引き継いだモーズも早10年を過ぎた。また何年後かに観てみたい。